今回は、大谷翔平選手が電撃1年契約をして米メディアが理解に苦しむといったニュースが飛び込んできましたが、なぜ理解に苦しむのか、年俸調停とはなんなのか解説します。
ちなみに大谷翔平選手は来季年俸3000万ドル(日本円43億5000万円)に決まっています。
- 年俸調停とは
- さらに年俸があがった可能性とは
目次
大谷翔平で話題!年俸調停とは
年俸調停とは、球団と選手側がそれぞれ希望額を出し合い、契約に合意されなければ第3者(年俸調停委員会)がはいり、どちらかの年俸に決める制度になります。
年俸調停の条件
大谷翔平が調停権を持つ選手では過去最高額でレギュラーシーズン終了直前に年俸調停を回避し大型契約に合意したのは異例だといわれています。
年俸調停に持ち込む権利があるのは3年以上6年未満の選手で、大谷選手は2022年に初めてこの年俸調停の権利をもったことになります。
年俸調停へ持ち込めばさらに年俸が高くなった理由
米メディアが理解に苦しむと言った理由はここにあります。
年俸調停に持ち込むことで、球団が希望する金額以上の年俸を獲得できる可能性が大いにあったためです。
大谷選手はすでに3000万ドル(43億5000万円)で合意にいたったということですが、今季の2刀流での活躍を見る限り5000万ドル(70億円以上)も夢ではなかったからです。
要は、年俸調停に持ち込むことで第3者がどちらかの希望額に決定するため、3000万ドル以上は余裕で獲得できたとよそくしているためですね。
大谷翔平はなぜ年俸調停を避けたのか
エンゼルスが大谷翔平と1年3000万㌦で契約合意。来年まで保有権を持つ球団が年俸調停回避。今季年俸550万㌦から史上最高2450万㌦アップ。また調停権を持つ選手ではムーキー・ベッツ(ドジャース)の2700万㌦上回る最高額。来年もチーム残留でトレードしない方針。来季終了後フリーエージェントとなる。
— 福島良一 (@YoshFukushima) October 1, 2022
大谷選手は、以前からあまり金額にそこまでの大きなこだわりがないといわれる選手です。ですから、ある程度満足できる契約内容であれば、そこまでのこだわりもないし、時間をかけたくないのが本音なのでしょう。
年俸調停は回避!
来季以降はエンゼルスと大型契約を結ぶ可能性もあれば、他球団でプレーする可能性もあります。2023年オフにFAとなり移籍先を自由に選ぶことができます。
— 【SS】大谷速報&スポーツ速報 (@30R9gmaMUy3guDJ) October 1, 2022
それよりも、大リーグという夢の舞台で2刀流というスタイルで長く活躍できることを優先しているともいわれています。
大谷翔平の年俸調停権回避とは?さらに年俸が上がった可能性があった:まとめ
- 年俸調停とは、契約が合意に至らない場合に第3者がはいり、どちらかの希望する金額に決める方法
- 大谷選手は年俸よりも選手としての活躍を優先したことになる
- 大谷選手は今の価値よりも低い年俸になったことで今後トレードの際も市場的には魅力的な選手となった